突然ですが、皆さんはラテアートを見たことありますでしょうか?
「カフェラテの上にスチームミルクで絵を描く」
シンプルに言えばそれだけですが、これがなかなか奥深く楽しいのです!
#とはいえ、私も今年から始めたばかりですが…笑
今回はそんなラテアート初心者向けの模様3パターンをお届けします!
ラテアートのちょっとした歴史
ラテアートは1980年代後半、イタリアのエスプレッソ文化が広がる中で誕生しました。シアトルのバリスタたちがスチームミルクの技術を進化させたことで、カップの表面に絵を描くスタイルが定着し、SNSや世界大会を通じて一気に広まりました。いまやカフェ文化に欠かせない存在です。
ラテアートはどうやって描くの?
今回紹介するハート・ロゼッタ・チューリップはすべて「フリーポア」という技法で作ります。これは、スチームしたミルクをピッチャーから直接注ぎながら模様を描く方法です。特別な道具は不要ですが、きめ細かいマイクロフォーム(きめの細かい泡)を作れるかどうかが仕上がりを左右します。
ハート:ラテアートの基本形
ハートはもっともシンプルで、初心者におすすめのデザインです。

特徴
- 中央に白いフォームがふんわり浮かぶかわいい形
- 難易度は低めで練習の第一歩に最適
作り方の基本
- カップ中央にミルクをゆっくり注ぐ(ちょっと混ぜるように注ぐとカップの中で対流が起き、後々ミルクが進みやすくなります)
- 白いフォームが浮いてきたら1回注ぐのをやめ、素早くカップの真ん中と淵の間くらいにピッチャーを近づける
- 最後にスッと引いてハートの先端を作る
コツは「注ぎ始めは高め、模様が見え始めたら近づける」こと。これでコントラストがはっきりし、きれいなハートが仕上がります。
ロゼッタ(リーフ模様):優雅な葉っぱ
ロゼッタは葉っぱやシダのような模様で、ラテアートの定番とも言えるデザインです。

特徴
- 波打つ葉のラインが広がる形
- 難易度は中級、揺らしのリズムがポイント
作り方の基本
- カップにミルクを注ぎ、フォームが少し溜まったら揺らし開始
- ピッチャーを左右に小刻みに動かす
- 線を重ねて模様を広げ、最後にスッと引いて葉の茎を描く
最初は揺らし幅を小さく、慣れてきたら幅を広げると自然な葉模様ができます。注ぐ速さや揺らし方を工夫すると、模様の大きさも自在に調整可能です。
チューリップ:花びらを重ねる上級デザイン
チューリップはハートを上下に重ねて描く花のような模様。華やかさがあり、見栄えするデザインです。

特徴
- ハートを重ねて作る花模様
- 難易度は高め、繊細なコントロールが必要
作り方の基本
- 小さなハートを1つ注ぐ
- 少し位置をずらしながら2つ目を重ねる
- 最後にさらに小さなハートを加えて仕上げる
一般的には3層のチューリップが定番ですが、2層や4層にしてアレンジするのも楽しいです。ミルクはゆっくり、量は少なめに保つと花びらの形が崩れません。
ラテアートを上達させるコツ
- ミルクフォームをきめ細かく:温度は65℃前後が目安(ピッチャーを手で長い時間触れられなくなるくらい)
- 注ぐ高さを意識:模様が浮かぶまでは高め、仕上げは低め(1cm前後)
- 繰り返し練習する:一度で成功しなくても大丈夫!ミルクのフワフワ感や注ぐ勢いなど感覚を覚えることが大切
FAQ:よくある質問
Q. 初心者は何から練習すればいい?
→ まずはハート模様。最もシンプルで習得しやすいです!
Q. 難易度の順番は?
→ ハート < チューリップ ≒ロゼッタ の順です。
個人的にはハート→チューリップの挑戦がよいと思います。ハートを重ねるのがチューリップなので、ハートが作れるようになった流れで描きやすいと思います!
Q. ロゼッタとチューリップの違いは?
→ ロゼッタは左右の揺らしで葉を描き、チューリップは重ねたハートで花を描きます。
Q. 家庭用マシンでもできる?
→ スチーム機能付きのエスプレッソマシンがあれば可能です。ミルクの泡立ちがポイントになります。
まとめ
ラテアートは「ハート」「ロゼッタ」「チューリップ」の3種類を知れば基本を押さえられます。最初は難しく感じても、練習を重ねるうちに模様が少しずつ形になっていくはずです。
カフェで見かけたデザインを真似してみたり、自分だけのオリジナルを考えたりするのも楽しそうです…!

正直まったく同じ絵柄はできないです(と思っています)。
そのときそのときで生まれた絵柄を楽しむライブ感含めて楽しめるコンテンツだと思います!
あなたのおうちカフェの時間が、ちょっと特別なひとときになりますように…!

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